
様々な魅力的な職業がある中であなたはどんな職業を選択するのでしょうか?
好きを仕事にするべきか?適正を考慮した上で選ぶべきなのか。安定性や将来性などもあるでしょう。
正解は様々ですが、まずその職業について理解を深めることは、間違いなくあなたが後悔の無い一歩を踏み出す助けとなることでしょう。
中でも理美容師という職業は人気職業の一つで、華やか・オシャレ・手に職の技術職という良いイメージがある一方、薄給・拘束時間が長い・離職率が高いなどの数字を見る通り、厳しい世界というのも事実。
理美容ダブルライセンス取得、コンテスト優勝5回、海外ライセンス取得、海外サロンの店長と、ヘアスタイリストとして様々なキャリアを体験した私の経験と考察を踏まえて、理美容師にはどのような未来・選択肢があるのかを解説していきます!
ステージは様々!

一口に理美容師と言っても、見習い〜カリスマ美容師と呼ばれるような方まで様々なステージがあります。特に近年はこれまでに聞かなかったような新しい働き方、活躍のステージが広がっています。
この記事では、
- ステップ0.5〜見習い
- ステップ1〜全日制理美容学生
- ステップ1.5ー通信制理美容学生
- ステップ2〜アシスタント
- ステップ3〜サロンスタイリスト
- 分岐ルート〜ネイリスト・アイリスト・エステティシャン
- ステップ4〜トップスタイリスト
- ステップ5〜サロンマネージャー(店長)
- ステップ6〜ディレクター
- ステップ6〜サロンオーナー
- 分岐ルート〜面貸しフリーランス
- 分岐ルート〜業務委託スタイリスト
- 上級職〜セミナー講師
- 上級職〜オンラインサロンオーナー
- 分岐ルート〜学校教師
- 上級職〜プロダクトプロデューサー
- 上級職〜読者モデル・インフルエンサー理美容師
- 分岐ルート〜ヘアメイクアップアーティスト
- 分岐ルート〜出張・訪問・介護理美容師
- 分岐ルート〜海外理美容師
- 上級職〜カリスマ美容師
について解説していきます。
✳︎あくまで働き方のステージを分かりやすく説明するために上記のような表現をしています。各ポストでそれぞれ素晴らしい方がいて、リスペクトしている上で、今回このような表現をさせて頂きます。それぞれが大切なフェーズであり、各ステージの優劣や上下を表現しているわけではありません。
見習い〜サロン現場をサポートしながら学ぶ

まずはステップ0.5。研修やアルバイトを通してヘアサロンで働くとはどういうことなのか?を体験する時期。国家資格が無いので、基本的にはお客様を担当することはできません。お客様のご来店から受付、予約の仕組み、ご案内、実際の技術・接客・サロンワークの見学、タオルや用具の下準備の流れを勉強することができます。髪の毛を掃くなどの掃除も、地味ですが大切なサロンワークの一つ。このような業務サポートのほか、お店によっては先輩スタッフを練習台にシャンプー練習をしたりマッサージを勉強できるかも?
(私は専門学校在学中、ヘアサロンに研修に行かせて頂いており、そこでサロンワークの流れを身に付けることができたおかげで、海外研修やサロン入社の際、同期でサロン勤務経験が無い人が周りに結構いたおかげで僕だけ「あいつは動ける!」という評価をされて嬉しかった!なんてことも。。。)
全日制理美容学生〜資格取得の第一歩!

ステップ1。理美容師は国家資格です。理容または美容の国家資格を取得することで理美容師として働くことができるようになりますが、専門学校への入学はその大きな第一歩です。全日制理美容学校では2年間で主に国家資格取得に必要な内容を学んでいきます。平日朝〜夕方にかけて学校に通学します。
後述する通信過程に比べて学校での拘束時間が長い・学費が高額などのデメリットもある反面、社会人になると体験しにくい学校生活や学校行事、放課後時間の自由度の高さなど専門学生生活を通してしか学ぶことのできない内容も多いため、通信過程よりも人気傾向です。
(私は高校卒業後全日制専門学校理容科へ入学。在学中たくさんの素晴らしい体験ができたことから、行ってよかったと思っております)
通信制理美容学生〜働きながら資格取得で即戦力

ステップ1.5。前述した全日制に比べて、サロン勤務しながら一ヶ月に数度の通学で国家資格を取得します。
通信過程は資格取得まで最短で3年と、全日制よりも1年長いものの、サロン勤務を通してリアルな現場のサロンワークを学ぶことができます。2年全日制の卒業生が各サロンへ入社後、またゼロから勤務店の技術を数年かけて学んでいく中、通信生は資格取得時にはほぼサロンのアシスタント技術を学び終えており、全日制卒業生よりも早く現場で通用する人材になれるのが大きなメリット!
学費も全日制の半分以下だったりする上に、サロン勤務の給料も発生するため、金銭面でのメリットも大きいです。
デメリットとして、全日制のように毎日学校で資格取得のためのフォローアップを受ける事が出来ません。忙しいサロンワークと、休日の資格取得のための勉強を両立させなければならず、全日制よりも国家試験合格率が低い傾向にあります。
(私はサロン勤務2年目から美容課通信過程に入学。通信過程のスクーリングは休日返上のため、まさに公私ともに理美容漬けの毎日。授業中眠くなることもしばしば。通信生は通学生が全員サロン勤務で疲れているせいか、全日制のようなキャピキャピ感は無く、疲れ気味 落ち着いている人が多かった印象。。。)
アシスタント〜資格取得後サロン技術を学ぶ

ステップ2。国家資格取得後は、法的に有資格者、理美容師として働いていくことになります。しかしあくまで国家試験取得に必要な技術は実際のサロンワークの技術全般を補うにはあまりにも断片的なのが現実。そこで自分が今後理美容師として生きていく上で必要と思うことを学べる会社・サロンへ就職し、そこで新たに技術を学んでいくのが一般的です。
上司の合う・合わないや薄給・長時間労働・技術習得への挫折・初めての社会人生活などもあって、資格を取得したにも関わらず、このフェーズで挫折して退職する人が最も多いのが現実。
しかしSNSをはじめ情報の入手・発信がより便利になった昨今では、学生時代からファンを獲得し、資格取得と同時にスタイリストデビューすることでこの時期をスルーする猛者も。
サロンスタイリスト〜一人前のボーダーライン

ステップ3。技術カリキュラム習得や目標指名売上の達成など、各サロンのスタイリストデビューへの条件をクリアし、お客様を一人で担当することができるようになっていよいよ!スタイリスト生活のスタート!
アシスタント期間での技術習得度は個人差・サロン差が大きいことからも、他社への再入社やフリーランスとしての道をスタートするとき、前職でスタイリストとして売上があったのか、デビュー前のアシスタントだったのかでは待遇や扱いで大きな違いとなります。そういう意味で、スタイリストとしての業務経験・実績は自身の理美容業界での市場価値を決める1つのボーダーラインとなる場合も。
ここで売れっ子スタイリスト・人気スタイリストとして頭角を表す人も。
(私の実体験として、メイン担当者のサービス提供をアシスタントとしてサポートする業務から、自身がメイン担当者としてサービスを提供する業務へと切り替わり、学んだ技術やアイデアを発揮することで、スタイリストとしての仕事の楽しさを初めて実感した瞬間でした!
ちなみにスタイリストがアシスタントを励ます時、スタイリストになると全然景色変わるから!と言う言葉を業界では良く聞きますが、それってこう言うことだったんだよな〜と思いかえしたりしました。ちなみにスタイリスト=責任を持つ、と言う重圧と責任感から、売れっ子スタイリストの専属アシスタントとしてキャリアを継続する人も)
ネイリスト・アイリスト・エステティシャン

分岐ルート〜上級職。
理美容師の仕事とは後述していきますが、分野は実に多様化しており、ヘアだけにとどまらず、ネイル・まつ毛エクステンション・エステなども美容技術の1つで、こういった技術に特化していくこともキャリアの一つ。
特にまつ毛エクステンションやフェイスシェービングなどは国家資格の必要な技術。資格や経験を、ヘアスタイリストとは別のキャリアで発揮していくこともキャリア形成の1つの選択肢となります。
活躍次第ではその後のキャリア形成で大きな飛躍の可能性も!
職場によっては国家資格や理美容師としてのスキル・経験が優遇されるケースも。一方で無資格者の参入も許可されている分野もあるので、常に競争が激しい実力主義の世界なのも事実。
トップスタイリスト〜理美容上級職の仲間入り!

ステップ4。所属店・所属グループでの売上トップを叩き出すスタイリスト。店舗や会社の規模の違いはあれど、多くのお客様から一定の支持を得てきた実力・実績から、ある程度今後のキャリアチェンジとしてどこへ行っても胸を張れる恥ずかしく無いレベルと言えるでしょう。自身の最高売上・指名率は今後の技術者人生での一つの名刺の様なものとなります。
業界内では、「実績のある中途技術者」と言う評価を確立できるフェーズ。
(ちなみに私の経験上、売上は高いけど組織向きじゃ無い、と言う独立思考型の技術者が所属店・会社と衝突しがちなのもこのフェーズ。自身の売上構築能力の高さを活かして独立起業またはフリーランスへ転身する人も。)
サロンマネージャー〜技術力・マネジメント力が求められる上級職!

ステップ5。責任者とは、サロンにおける店長です。オーナースタイリストやトップスタイリストが兼任しているケースも多いです。
スタッフを統率出来るだけの技術者としての一定のレベルが求められます。一方で、マネージャーとしての大きな役割として、チームとしての利益をいかに最大化出来るか。と言う適正が求められる点が、通常のスタイリストとは大きく異なります。
分かりやすく言うと、自分だけがいかに売上が高くても、デビューしたスタイリストがいつまでも売上構築出来なければ、優れたマネージャーとは言えません。
スタイリストは自身の数字のみが評価の対象ですが、マネージャーはいかに人を使うことができるか?と言う能力、マネジメント能力が新たに必要不可欠となります。自分以外の人間といかに協力しながら、自分1人では到達出来ない目標売上を達成するか、と言うことがミッションです。
自身の売上構築能力の他、スタッフの教育、マネジメント。在庫状況、収支の管理。経理や財務。お店のサービス管理。求人やブランディング、マーケティングなど、いち技術者よりも多くの資質が求められます。
(逆に、自身のスタイリストとしての実力はまずまずでも、人を使うことに長けている人は名店長です。名プレイヤーが名監督とは限らない、的なやつですね)
(ちなみに、美容師の離職は10年で約92%と言われています。ここまで残れば、なんと100人に8人の人材に!)
ディレクター〜多くの理美容師を束ねる上級職!

ステップ6。ディレクターとは、各店、各店長をまとめあげ、マネジメント業務を通して店舗のみならずグループとしての売上を最大化することをミッションとした役職です。
昨今ではサロンオーナーは理美容師ではないケースもあり、実質的に現場の統括的な役割を担っていることが多いです。
店長と大きく違う点は、普段から常駐していない店舗のマネジメントもしなければいけないことです。信頼出来るマネージャークラスの人材を管理出来ていなければなりません。
そのため自身の技術者としてのキャリアや人間性を通して、スタッフへの指導力を発揮したり支持を集めることが出来なければ、チームとして同じベクトルへ向かうことが出来ず内部分裂してしまうため、非常に高度かつ重要なポジションです。
ちなみに世間一般で知られるカリスマ美容師として人気を集める方は、後述するサロンオーナーか、このディレクターのポジションに就いていることが大いです。有名サロンのディレクターはお客様、所属会社からの信頼も厚く、広告塔としての抜擢を受けるケースが多く見受けられます。
(本来は多くの資質が求められるこの役職。ただし、多数のディレクターを要する会社や、仕組み管理を外注している会社もあり、
さらには名ばかりのディレクター役職だけで、実際にはベテラン技術者の救済としての肩書ポストと化していることもしばしば…つまりピンキリ)
サロンオーナー〜独立して一国一城の主人に!

ステップ6。この仕事の一つのゴールとして、独立してお店を持つ。ということを上げる理美容師さんは多く、世間一般の認知としてもおそらく多いことでしょう。
基本的に、少なくともスタイリストとして高い売上構築能力が求められる他、金銭的リスクを負っていることが前述の役職までとは大きく違う点。売上構築が上手く行かなければ負債が膨らむ、赤字化するという一方で、売上が軌道に乗れば正社員スタイリストとして働くよりもはるかに高い収入を得ることが出来ます。
店舗出店から立地調査、マーケティングなど、より広範囲な知識とシビアなビジネス嗅覚が求められます。
1人独立など、ビジネスのサイズを気にしなければ、人のマネジメントをしなくとも自身の売上構築能力だけで利益を生むことが出来る点や、ブランドコンセプトや経営方針を自身の自由に出来るメリットがあります。
前述したディレクター職と並んで、カリスマ美容師が多い役職。ずば抜けた売上が注目され、それを機に日本有数のカリスマ美容師と呼ばれるスターとなった方が現代でも数多くいます。
ちなみに近年では、サロンオーナーは他職の出資者が勤めるケースも。
面貸しフリーランス〜昨今注目の新たな働き方

昨今業界内で注目の働き方のひとつが、フリーランス。その中でも面貸しフリーランスというのは、美容室として利用できる場所を貸し出している所を自分で借りてサロンワークをしていく、という形になります。
会社と契約を結ぶことがないので、お金に関しては完全歩合制になり、集客や道具の準備もある程度自分で行わなければなりません。また、面貸しをしている会社やオーナーには場所代として、報酬の何割かを支払わなければなりません。税務関係もこれまで会社でやってくれていたことを自身で全て行わなければなりません。
さらには固定給が無く、売上が無ければ十分な収入が得られない反面、会社に所属しているよりも歩合率が高く、売れっ子スタイリストならこれまでより高い収入を得られることも。
まさに、フリーランスと言う名に相応しい働き方と言えます。
(私の周りを見る限り、キャリアチェンジのステップとして、または短期的な働き方の一つとして、例えば目標の独立資金を貯める手段として、または新天地でお客様を付ける手段として、というなにか明確な目標を持って短期的に働くビジョンを持ってこの働き方を選ぶ人が多い印象です)
業務委託スタイリスト〜経験を活かしてサロンに貢献

すごくわかりやすく解説するために誤解を恐れず言ってしまえば、パートタイマー理美容師のことです。
契約内容にもよりますが、正社員としてサロンに勤めるよりも短時間で高額な報酬をいただける場合があります。そのためには、技術や経験が必要になってくるでしょう。
技術や経験を活かして、空き時間に収入を生むことが出来るなど、正社員では出来ない様な働き方をすることが出来るのが大きなメリット。
時間的、精神的にも自由で働きやすい一方、正社員としての補償が無かったり、良くも悪くも雇用サロンが業務委託スタイリストに期待する事も限定的だと言うことも理解しておく必要があります。
セミナー講師〜優れたスキルを共有

上級職。セミナー講師は、自身の持つスキルや経験を共有することで収入を得る職。
コンテストでの優勝経験や、優れた作品・技術の共有、経営手法やマネジメント方法など、セミナーが成立するためには多くの人から「この人から学びたい!」と思われるような特別なスキルの習得と経験、実績が必要なことから、講師として活躍する理美容師はひと握りと言えるでしょう。
人気スタイリストは各ディーラーや会社、専門学校などでひっぱりだこになることも。
オンラインサロンオーナー〜SNSの普及により生まれた新たなステージ!

上級職。これまでセミナー講師として活躍するためには、自費開催と言う手もありますが、多くはディーラーやメーカー、学校などのオファーなど、ルートが限定的でした。しかし昨今SNSなどのネットインフラの普及により、特に優れた技術を持つスタイリストは、オンラインサロンを開設して技術や知識を共有することで収入を得ています。
優れた技術力・発信力・実績・カリスマ性が必要なことから、高収入を見込める反面なるのが非常に困難な上級職と言えるでしょう。
学校教師〜未来を担う人材を育成

分岐ルート。理美容業界には、専門学校や職業訓練校、大手サロン教育施設など、未来の理美容師を育成するための施設があります。そこで教師•講師などの教育者として活躍するというキャリアもあります。
専門学校常勤の教師としてフルタイム出勤するケースの他、講師として限定的に出勤し本業と兼任するケースがあります。
理美容技術者としてのトップランナーとしての経験というよりも、教育現場で求められる資質が重要となります。
プロダクトプロデューサー〜プロ目線で商品を監修!

上級職。理美容のスペシャリストとしてのキャリアを活かして、商品をプロデュースしたりコラボレーション制作を行い、その売上の1部もしくはプロデュース料を収入として得る働き方。
スタイリストにとっても有名ブランドやロングラン商品とのコラボは知名度やブランディングの観点からも大きな利益となります。
ブランドサロンが自社オリジナル製品を開発して販売したり、各社メーカーとのコラボレーションで、有名スタイリスト監修と言うマーケティング戦略の一環として実現したりと、いずれの形にせよ、スタイリストとしての優れた実力と実績が必要不可欠。
●●(名前)モデルシザー、●●プロデュースヘアワックス、と言うのはカリスマを目指す理美容師のひとつの憧れではないでしょうか。
読者モデル・インフルエンサー理美容師〜若者のカリスマの象徴!

上級職。昨今オシャレへの感度が高い理美容師が読者モデルとして活動していたり、テレビやSNSなどで絶大な人気を誇り、有名理美容師として影響力を持っています。
日本でのカリスマ美容師ブームにより、数々のスター美容師が生まれたことも記憶に新しいのではないでしょうか。
理美容師としての資質はもちろん、外見的•人間的魅力と、自分を売り込むセルフプロデュース能力が必須。
さらには運の要素も必要だったりと、様々な要因の掛け算が必要となる、まさに上級職。
ヘアメイクアップアーティスト〜

分岐ルート〜上級職。
ヘアメイクアップアーティストは、ヘアアレンジやメイクを施すプロフェッショナルです。(メイクのみを行うメイクアップアーティストが含まれることも)
その名前の通りヘアアレンジやメイクを施すプロフェッショナルです。事務所に所属して俳優やモデルのヘアメイクをおこなう場合もあれば、個人で仕事を請け負っている場合もあります。有名アーティストに弟子入りというルートも。
雑誌や広告関係、芸能界、ショーのヘアメイク、ブライダル関係や特殊メイク、撮影など、実に様々な活躍のステージがあります。
ヘアセットやメイクアップの技術のほか、芸術性やクライアントの求めるテイストを読み取るセンス、現場の要求を読み取る柔軟性など、通常のサロンワークと異なる適正が求められます。
出張・訪問・介護理美容師〜少子高齢化に伴い需要増!

分岐ルート。
近年成長が著しい分野。地域によっては出張理美容サービスの車両を見かけたことのある方もいるのでは。
新たに福祉理美容師という資格も生まれました。これまでの理美容師の経験・知識・技能に加え、ご高齢の方や身体の不自由な方などへの正しい介助知識を身につけたスペシャリストです。
人口の少子高齢化の伴い、今後ますますニーズが高まっていくだろうと予想されています。
海外理美容師〜世界で活躍の幅を広げる!

分岐ルート〜上級職。
グローバル化が進む昨今、海外で活躍する日本人のニュースを目にする機会は多いのではないでしょうか。理美容の仕事を通して海外で活躍する日本人も増えて来ています。
世界各国には日本人がいる国も多く、そう言った国では日本人理美容師としての需要があります。この場合は、日本人にサービスを提供するので外国語は必須ではありません。
もしくは、現地の言語を習得することで、現地在住の日本人だけではなく外国人のお客様へサービスを提供することもできます。この場合には語学力が必要ではあるものの、日本語しか出来ない海外理美容師よりもターゲットが広くなるのが大きな強み。
普段の生活も、日本とは異なった文化やバックグラウンドを持つ環境での生活は新しい発見が盛りだくさん。海外生活に興味がある理美容師には魅力的な選択肢。
カリスマ理美容師〜憧れの上級職!

カリスマ美容師ってカッコイイ!華やか!いつかはそんな理美容師になりたい!そんな憧れの対象として君臨するカリスマと言うワード。
上級職。しかし、実際に何をもってカリスマなのか?と言う明確な定義はありません。
知名度が高い、有名、技術力が高い、売上が高いなど。考えられる要素はあるものの、究極的には理美容とは「人を綺麗にする仕事」です。
様々なプロセスを経て身に付けた技術力。感性。接客力。そう言った理美容業を通して人を幸せにすることが出来るなら、あなたはその人にとっての「カリスマ理美容師」なのだと思います。
他にも様々な可能性が!

いかがでしたか?ここに上げている他にも、まだまだ沢山の働き方が考えられるでしょう。さらには、これまでになかった新たな理美容師の働き方も生まれてくることも考えられます。
そして、どんな仕事でも、キツいこともあれば楽しいこともあります。そして、どの様な瞬間を嬉しい、楽しいと感じるのも人それぞれ。
「あなたのカットは本当に最高!」と技術力を褒められて嬉しい人もいます。
「あなたと話してると楽しい!」と人間性を誉められて嬉しい人もいます。
なので、理美容への道を志すことを手放しに勧めることはしません。しかし、この記事を読んでいるあなたに、少しでもこの仕事への理解が深まる手助けとなるならば幸いです。