
お客様にとって、ヘアスタイリストはプロなんだし技術は出来て当たり前。
と思うかもしれませんが、実は意外と理容師、美容師は得意、不得意、出来る技術と、出来ない技術と言うのがあるケースが多いです。
(逆にプロだからといっても全ての技術を完璧に網羅する、というのは不可能ではないでしょうか)
特に日本は、理美容は法律にて別物と定義されてきた経緯もあり、業界もはっきりと別れているのです。
床屋さん、パーマ屋さん、という言葉もその名残です。
僕は理容室、美容室、理美容併設店舗など他業態のグループにて勤務してきた経緯もあり多くの様々なお店やスタイリストを見てきました。
そこで感じたことは、’一般的に’は「床屋さん」という感じの理容師は、女性の技術全般、例えばロングスタイルや女性のスタイルのカット、パーマ、特殊カラー、グラデーションやハイライト、バレイヤージュ、ヘアセット、ヘアアレンジ、パーティアップなどが得意な技術者は少ないと思います。
逆に美容師の方で、男性のフェードスタイルなどのショートカット、刈り上げ、オールバックやリーゼントの様なクラシカルなスタイル、シェービング、パンチパーマやアイパーなどのアイロン技術全般、など得意な技術者も少ないでしょう。
メンズ客9割超の店舗にて勤務10年のスタイリストはメンズのスタイルが得意でしょうし、縮毛強制の得意なお店で修行したスタイリストは縮毛強制が得意でしょう。
カッコいいを作るのが得意なスタイリスト。かわいいを作るのが得意なスタイリスト。ヘアアレンジがめちゃくちゃ上手なスタイリスト。ヘッドスパが上手なスパリスト兼スタイリスト。みんなそれぞれ強みがあります。弱みがあるケースもあります。男の人のカットは苦手、とか、アレンジが苦手、とか。
これは別記事にて改めてご紹介させて頂きますが、なりたい自分、なりたいヘアスタイルでいるためには、自分の好みや好きなスタイルのテイストが、スタイリストの好みやキャパシティと合っているかがとても重要になってきます。
技術的な意味で、’自分に合っている’スタイリストさんに出会うことが大切です。
※一般的に、という意味で、勿論理容師で美容技術全般得意な方もたくさんいますし着付けやヘアメイクアップまでやる方もいますし、男性専用美容室やバーバーテイストの美容室というのも近年ブームですので。さらには営業面において、なにをやってもあの人は上手い!という人も一定数存在していると思いますので参考までに。
そして、セルフブランディングが当たり前になった昨今では、ヘアスタイリストは自身の強みをSNSにて発信しています。理美容師さん難民の方は、その方のSNSやホームページに掲載しているスタイル写真や雰囲気をチェックしてみると良いと思います。
今年で僕の理容師キャリアは11年目となります。美容師としては7年目。
ちなみに僕はどんなスタイルが得意なのか。技術的な面において。
まず、僕は理容出身ですし、メンズカットやショートスタイルが得意です。フェードスタイルや、束感マッシュ、等。
技術的にもそうですし、同じ男性ですし、自分自身も色んなヘアスタイルをしてきたこともあって、このヘアスタイルはここがこうだといい!という感覚的なモノを共有しやすいと思います。
そして、お客様の’なりたい’を叶えるデザインカラー。数々のコンテストに出場し、サロンワークではあまりいないような難易度の高い特殊なカラーリングを施した作品をいくつも作ってきた経験から、お客様の髪の状態やライフスタイルを考慮しながら難易度の高いデザインでも再現することが得意です。
そして、多店舗展開していたグループに所属し、偏ることなく幅広く様々なタイプのお客様を担当させて頂いてきた経験から、少し変な言い方になるのですが、いわゆる’弱み’というのが少ないことも僕の強みの1つです。
言ってしまえば得意な技術が多いです。
インスタグラムにて僕がどんなスタイリストなのか皆様にわかりやすいよう発信していますのでぜひチェックしてみて下さい。
〜to be continued 〜
ベトナム ハノイ 日系美容室 オーブジャパン 伊藤星太。
「’海外美容師’という生き方。」
AUBE JAPAN hanoi viet namHAIR DRESSER Ito Seita